ビビットカラーの正しい知識について
4月も半分が終わりだんだんと暖かくなって来ましたね。
春になってイメージチェンジも兼ねて髪色を明るくしてみたいなと思われる方も多いのではないでしょうか。今回は“ビビットカラー“の正しい知識についてのお話になります。
そもそも“ビビットカラー“とは
彩度の高い原色のようなカラーのことを言います。
“ビビットカラー“にしてみたいと言われる方に
「ブリーチはしないといけないのか」
「色はどれくらい持つのか」
「私の髪質でもできるのか」
「明るくしたら髪は痛むのか」
という質問をお受けします。
まず真っ白な紙と真っ黒な紙を思い浮かべてみてください。
例えば真っ白な紙と真っ黒な紙に赤いペンで文字を書いた場合どちらがよく見えると思いますか?
もちろん真っ白な紙の方ですよね。
ビビットカラーに限らず、ヘアカラーはベースの髪が明るいほど塗った色がよく発色します。
つまりブリーチは必要だということになります。
色には“彩度“と“明度“というものがあります。
基本的には“彩度“と“明度“はある程度は比例するものです。
しかし、彩度を上げると色は濃くなりますが明るくはできません。
逆に明度を上げると明るくはなりますが色は薄くなります。
ここで関係してくるのが色の持ちです。
彩度が高く暗い方が長く色が保てますが染め上がりは暗いです。
明度が高く明るい方が染め上がりから明るめですが色は長持ちしません。
“明るいけれど発色はしっかりと出したい“というのは非常に難しいのです。
髪には“ユウメラニン“と“フェオメラニン“という色素があります。
我々日本人やアジア人の髪には“ユウメラニン“という赤褐色〜黒色の色素が含まれています。
これがアジア人が黒髪の理由です。
欧米人の髪には“ユウメラニン“があまり含まれておらず黄色〜赤色の
“フェオメラニン“が主成分になっています。
これが欧米人の髪が元々明るい理由です。
地域差はあると思いますが、基本的に髪質はアジア人は硬く直毛で欧米人は柔らかく猫っ毛の人が多いです。
欧米人の方は元々持っている色素が薄いので、色の発色も良いですしベース作りでのブリーチなどもアジア人に比べると回数は少なくていいはずです。
個人個人の髪質にもよりますが日本人が“ビビットカラー“を楽しむには最低でも1〜2回のブリーチは必須ですので髪が痛むというリスクはご了承していただけると幸いです。
ビビットカラーの正しい知識を身につけてヘアカラーを楽しみましょう!
分からない事があればしっかりと説明させていただくので
お気軽にスタッフにお問い合わせください。
今回もご一読ありがとうございました。